アウトプットの苦手意識
インプットとアウトプットではアウトプットのほうが難しいと感じています。
インプットは入ってくる情報を受け入れれば読んだり見たり受動的にできますが、アウトプットは能動的に話したり書いたりする必要があります。その分、インプットより敷居が高い。
特に自分の思いを誰かに伝えようとするアウトプットでは、受け取られ方が自分の意図したものにはならないことも多く、そういうつもりではなかった…みたいなことも起こりがちで、さらに敷居が高くなる。
いつの間にかアウトプットを避けるようになり、余計にアウトプットが上手にできなくなるといった悪循環が起こっているように思えます。
苦手意識を少しでも払拭するためにアウトプットそのものを、いろんな角度から考えてみようと思います。
アウトプットの種類
アウトプットには大きく分けて二通りの種類があると考えます。
自分向けのアウトプットと他人向けアウトプット。
以下、少し詳しく見てみましょう。
自分向けアウトプット
日記、メモ、ノートなど入ってきた情報を整理するために、人の目を気にせずに出力する自分のためのアウトプットです。
人の目を気にせずに…にと思っても、文字にして自分の気持ちを出力するときは、なぜか多少演出が入るというか、純粋に心の中をすべて文字にして排出することはできないというか、なんか違うな感も否めません。
そういう心の中のぐちゃぐちゃとしたものを、整理した形で記録しておこうと思うからでしょうか?
ただ文字として記録しておくことで、時間が経った後に想起することが可能になります。
記憶のトリガー、記憶の定着、ぐちゃぐちゃな心の中の整理などには効果はあると考えます。
他人向けアウトプット
誰かの役に立ててもらいたいがためのアウトプット。
たとえばプレゼンテーション、マニュアル、情報の要約などです。
こちらのほうは、自分の感情などとは無縁に、ただ情報をわかりやすく伝えればいいのですが、それが難しい。
自分にわかっていることが、他人もわかっているとは限りませんし、なんとなく難しい言葉を使って、自分が頭良い感じを見せたい的な見栄も働くのか、逆に小難しく伝わりにくい文章になることも多い。
上手だなぁと思うのは、深夜の通販番組みたいな、少し大げさには見えるけれど、笑いや共感を誘う「ね、スゴイでしょ?」的な語りかけを行いつつ、利点を伝えていく手法です。
つい、買いたいと思ってしまう。
それは、たぶん目の前にいるお客さんに直接語りかけているからかな?
アウトプットの基本
- 誰に伝えたいのか?
- 何を伝えたいのか?
- そのためには、どう表現するのか?
上記の3点は常に頭に置いておく必要があるとは思います。
ただ単に自分の思いつきを記した、ちょっとしたメモであっても、「自分のために」「何を買うか覚えておくために」「買い物メモ」であるとか…
ふだんは何気なく行っているので難しいですね。
上達するためには数をこなして、アウトプット力を高めるのが早道かな?
このブログの場合
ブログという性質上、記録としての「自分向けアウトプット」と、誰もがアクセスできて他人に伝えることができる「他人向けアウトプット」が混在していると考えます。
このブログの場合、50歳を超えて、それからでも成長を目指して、私自身の記録の意味と、私の悪戦苦闘が誰かの参考になるかも…と思いはじめました。
もちろん、はじめたてですし、上手に伝えられているとは言えない文章だとも思います。
こちらも試行錯誤しつつ、伝わる文章の訓練と結果をお見せできればと思います。
人に伝えるために
たとえば使った商品のレビューであるとか、観た映画やテレビ番組の感想、読んだ本の要約などを積極的に書いて行くことで、伝えやすい文章の訓練になるのでは?と思います。
うーん、自分向けだとわかりやすく伝えるための訓練にはならなさそうですし、この際個別に誰かの顔を思い浮かべなが、その人のために、その人に伝えたいと思って書いたほうが良いかな?
今はまだ、完全に自分のための覚え書きの域をでません。
ブログで文章を書くこと
ブログで文章を書くことは、アウトプットとして非常に有効だと思います。
自分向けアウトプットとしても、他人向けアウトプットとしても。
何を書くかテーマを決め、それについて構成を考えて記述していく…
その繰り返しを行うことで、アウトプット自体が上手になれればいいな。
あなたに伝われば…と思いつつ、文章を書いていきたいと思います。
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