人生初めてのアウトプット…と言えば、小学校の夏休みに宿題で出された絵日記だったように思います。
『自分の1日に起きた出来事を文章と絵で表現する』というシンプルなものなので、取り組みやすいし、毎日記録する習慣づけにもなるし、学校側の先生も夏休みに生徒がどう過ごしていたかを知ることができる。非常に良い課題だと思いますが、私の場合、もうホントにコレが苦手で苦手で…
「文章を書く」という行為自体は好きで、作文や読書感想文なら、いくらでも書けたのですが、なぜか日記はホントに苦手だったのです。
50歳を過ぎた今でも苦手意識しかないですが、その50年の間に蓄えた知識や経験から、学ぶことが成長だと思いますし、一度なぜ苦手なのか分析し、できれば克服したいと思います。
苦手意識の理由
まず第一に「続かない」ことが挙げられます。
そういう人も多いのだとは思いますが、小さい頃から三日坊主で何ごとも継続できなかったタイプですし、日記はその名の通り、毎日の記録ですので飽きて書かなくなってしまうと、もうモチベーションも下がって、それっきり書かなくなってしまう。
次に「テーマが、よくわからない」問題もあります。
読書感想文なら、「自分がその本を読んで感じたこと」を伝える、作文でもテーマは決められるわけですから、「それについて書く」という明確なコンセプトがはっきりしています。
日記にはそれがありません。その日あった出来事を記録するのか?その日あった出来事の中でも印象深いことをピックアップして自分の感想も含めて書いていくのか?
「毎日、それほど変わり映えしない」日常生活の中で、日々の暮らしは大きな変化もなく、これといってピックアップするようなこともない、昨日と同じような今日を日記に落とし込むことが非常に難しい。
日記は自由度が高いし、変わり映えしない毎日の中でも新しい気づきや発見はあるでしょうし、何かあった時だけ書くでもいいのですが、ふだんから書かないでいると、書かないことが習慣化されているので、何かあったからと言って、急に書こうと思い立っても敷居が高い。
日記を書くメリット
結局、日記を書く行為に対するメリットやデメリットがはっきりしないことが原因のような気もするので、思いつくメリットとデメリットを書いていきます。
メリット
- 毎日の記録が残り、あとで読み返したときに、その時の自分の行動や気持ちを思い出せる
- 文章を書く習慣ができる
- 自分の思考の整理ができる
- 継続することで「継続できる自分」という自信がつく
日記を書くデメリット
デメリット
- 日記を書くという時間がかかる
- 「続かなかった」ときに「自分は継続できなかった」と自信をなくす
こうやってメリットとデメリットを並べてみると、圧倒的にメリットのほうが、たくさんありますね。
私の場合、「継続できない自分」に対する嫌悪感で、日記苦手意識が芽生えていたことがハッキリしました。
日記とブログの違い
と言っても、ブログは人それぞれ自由に書けるので、中には純粋に自分の日記として活用している人もいるでしょう。
紙に書くのが日記でブログサイトで書くのは日記ではないとかもないでしょうし…
しかもスマホのアプリの中には優秀な日記アプリやライフログアプリも、たくさんありますし書く環境は昔より整っていると思います。
例えばスマホで写真を撮って、写真付きで日記を残すとかも当たり前だし、SNS全盛で日記に対して他の人からのリアクションが貰えたりもする。なんなら、YouTubeに動画としてvlogを残すことも珍しい話ではなくなってきています。
どの方法も楽しげで目移りしますが、まずは「毎日の行動の記録を手帳に残す」あたりから手軽に始めるのも良いかもしれません。
「続かないこと」を気にせずに、途切れれば「また再開する」の精神で行えば、今度は続きそうな気もします。
このブログは毎日更新を目指していますが、一応カテゴリを設けることでテーマを設定し文章を作成しています。
それとは別に自分の行動のアーカイブとして、継続的に日記をつけるというのは悪くないかもしれません。
手軽で身近にできる、それでいて効果も高い、アウトプットとしての日記、はじめてみようかなぁと言う気になりました。(この後に及んで、まだ気だけですが💦)
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