お金の勉強〜現状把握篇〜

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現状把握とは?

貯蓄をはじめるにあったって、まず最初に行うことは?

「収入を増やす?」「節約する?」

違います。まずは収入と支出のバランスを知るために現状を把握することです。

「現状を把握するって、要は“家計簿をつける“ってことでしょ?」

それも違います。家計簿をつけるのは家計の現状を把握するためであって、目的と過程を間違えている人が多いと思います。

家計簿をつける

「え?結局、家計簿はつけるの?」って思われたかも知れませんが、現状把握をするために、記録を取るのは必要です。

街の本屋さんには、年末になれば多くの家計簿が並び、たくさんの家計を管理している主婦の方が買って行かれます。

フォーマットはいろいろで「かんたん!」とか「お金が貯まる」とか謳われていますが、正直フォーマットはどうでもいいです。

「毎日、記録しないといけない」とか

「1円でも合わないとおかしい」とか

「使いすぎている」とか

そんな、いろんな思いがめぐって、続けるのがイヤになるワナが家計簿にはあります。

そこを乗り越えて、ただ単に記録をしていくこと。

必要なのは、それだけです。

もう一度言います。

ただ単に記録していくこと

大事なのは、それだけです。

しかも、ずっと続けなくても構いません。

毎日の支出、週の支出、月の支出、年の支出…

なんとなく、平均的な支出が把握できて、予算立てできるようになれば、家計簿などはつける必要もなくなります。

なぜなら、予算以内で支出を抑えることができれば、貯蓄は放っておいても進むからです。

現状が把握できれば、家計簿は書く必要がない

家計簿を書くことが習慣になっていて、毎年同じ家計簿を購入し、毎日同じように記入している人も多いでしょうが、家計管理のキモが貯蓄を増やすことにある限り、家計の現状が把握できれば、その時点で、家計簿を書く必要はないのです。

ただ人間は記録していないと、意識にのぼらず、再び無駄な出費を行うモノです。

把握していたはずの現状から、「収入が増えた」「支出が増えているようだ」のような、変化は必ず起こります。

そのときには改めて、そのときの現状を把握するために、家計簿を記録する必要が出てきます。

記録することのメリット

レコーディング・ダイエットというダイエットの方法があるように、家計簿も毎日支出を記録することによって、自然に無駄遣いを減らす効果はあります。

人間は意識していないようでも無意識で意識しているものです。

記録することで無意識の意識が生まれるので、自分ではそのつもりはなくても、自然に摂取カロリーを減らそうとか、無駄遣いはやめようという、ブレーキが働いてくれるのです。

とは言え、それまでは書いていなかったのですから、毎日毎日、家計簿を書く時間がめんどくさく感じるでしょうし、しかもたいていの場合、それほどひと月の家計に大きな動きなどはなく、毎日毎日同じような支出項目と毎月だいたい決まった収入があるだけの家計簿を書くことの疲労感みたいなのも感じるでしょう。

ここは割り切って、「現状が把握できるまでの間だけ」の期間限定で、書いていきましょう。

毎日でなくても構いません。

1円単位であってなくても構いません。

大雑把でも構わないので、週単位で集計が取れる程度に記述していきましょう。

それを3ヶ月も続ければ、1週でどれくらいの支出があるのかが、把握できてくるのではないでしょうか?

まずはそこを目指して頑張ってみましょう。

ものぐさな人ほど、お金は貯めやすい

お金を貯めるのにはお金を使わないことが早道ですが、ものぐさな私のような人間は、お金を使う行為をすることすらメンドウなので、案外その気になればお金は貯まります。

ダイエットや片づけが、能動的に行わなければ、目標が達成できないのに対して、貯蓄は消費行動を行わないことで達成できてしまうからです。

とはいえ、日々の細かい無駄遣いや、お金を使う悪い習慣(喫煙やギャンブル)などがあったため、現状把握前の私はいつも貯蓄がなくて不安を抱えたまま生きていました。

今は多少、貯蓄も増え、何かあった時の備えはあるなぁ、と思える生活になりました。

老後も楽勝!と言えるほどではないので、今後も頑張っていきたいと思います。

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